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広島の青果卸店 たまねぎ 二井商店

 
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涙のモトである硫化アリルが血液のかたまりを溶かし、動脈硬化を予防
 
たまねぎ
 

たまねぎ

 
特徴 製造風景
 
たまねぎの特徴
 
栄養と働き
中央アジア原産のユリ科の野菜です。わが国では、明治時代以降に北海道と関西地方で本格的に栽培されるようになり、全国的に広まりました。 100グラムに含まれるおもな栄養素
一般的に出回っているたまねぎを分類すると、主に皮が黄色い黄たまねぎ、赤紫色の赤たまねぎ、小さいサイズの小たまねぎの3種になります。赤たまねぎは、黄たまねぎよりも辛みが少なく食べやすいのが特徴です。小たまねぎは、シチュ−やビクルスによく使われます。品種がちがうわけでなく、栽培方法が異なるだけです。貯蔵性が高いことが特徴です。
カリウム 150mg
ビタミンB 0.03mg
ビタミンC 81mg
エネルギー 37kcal
 
ビタミンB1の吸収を高め、血栓予防にも働く物質をもつ
 
● 栄養成分としての働き
たまねぎを切っていると、鼻にツンときて涙がでてきますが、硫化アリルという成分で揮発性の催涙物質です。硫化アリルは炒めたり煮たりすると、プルピルカブタンという甘みのある成分に変化します。じっくり炒めたたまねぎがほんのり甘く感じるのはこのためです。
硫化アリルのひとつであるアリシンは、ビタミンB1の吸収を高め新陳代謝を活発にするので、心身の疲れや夏バテ、イライラ、不眠症などに有効に働くのです。胃液の分泌を活発にするので、食欲を増進する働きもあります。さらに、善玉コレステロ−ルを増やし、血小板がかたまるのを抑えるので、高血圧、動脈硬化、脳血栓や脳梗塞の予防効果があります。
腸内の善玉菌であるビフイズス菌を増やすフラクトオリゴ糖も含有していて、整腸、便秘改善も期待できます。そのほか、たまねぎに含まれているジスルフイド菌が、血糖値を下げて正常値に保つ働きがあるといわれ、糖尿病の予防や治療に効果があるといわれています。外側の茶色の皮にも、ケルセチンという色素がふくまれており、煎じて飲むと活性酸素を消去する働きがあります。
 
おもな働きと関連する病気
血圧を下げる 高血圧症
胃液の分泌を促す 食欲不振
ビタミンB1の吸収を高める 不眠症、疲労、倦怠感、夏バテ
血糖値を正常に保つ 糖尿病
血小板凝固を抑える 脳血栓、脳梗塞
発刊作用を促す 風邪
善玉コレステロ−ルを増やす 動脈硬化症
緩下作用を促す 便秘
 
 
調理のポイント
豚肉やハム、ダイズ、カズオなどビタミンB1の豊富な食品と一緒に食べるとB1を効率よくとることができます。食べ方としては、硫化アリルの効用を考えると生で食べるのがいちばんです。薄くスライスして水にさらせば、たくさんとれます。水にさらせすぎると硫化アリルが逃げてしまうので、2〜3分にしておきましょう。
注意すべきこと
「ワーファリン」という抗凝血薬(こうぎょうけつやく)を服用している人は、たまねぎに微量ながら含まれているビタミンkにより、薬の作用が弱くなるので食べすぎに注意してください。生はできるだけ避けて、過熱して食べるようにしましょう。
 
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たまねぎ製造風景
 
二井商店では、たまねぎを全国から仕入れ、そのまま出荷もしますが、以下のように調理しやすいよう、皮を除くなど加工をして、出荷しています。
 
 
皮むきたまねぎ
皮むきたまねぎ
ベルトコンベアに乗って流れていくたまねぎをチェックし、皮をむきます。
 
 
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